体験過程尺度について
リスナーをする上でも、日常で人の話を聴く際にも、以下の「体験過程尺度」*を知っておいて、それに当てはめながら話を聴く習慣をつけると、フォーカシングの理解やリスニングの上達に役に立つと思います。
<出来事中心の段階>
1,(体験過程尺度が非常に低い)出来事を語っているが、気持ちの表現は見られない。
2,(低い)出来事を語る中に気持ちの表現があるが、気持ちは出来事への反応として語られている。
<気持ち中心の段階>
3,(中程度)出来事への反応としてではなく、自分のあり方を表明するように気持ちが語られている。豊かな気持ちの表現が見られるが、そこから気持ちを吟味したり、状況との関連付けなどを試みたりはしない。
<創造過程の段階>
4,(高い)気持ちを語りながら、その気持を自己吟味したり、仮設を立てて気持ちを理解しようとしている。話し方には沈黙が見られることが多い。
5,(非常に高い)ひらめきを得たように、気持ちの側面が理解される。声が大きくなる。何かを確信しているような話し方に変化することがある。
1~2辺りの話し方をしている人に対しては、「それで、それについてあなたはどう思うの?」と問えば3に行くでしょうし、3の段階のときに「どうしてそう思うんだろう?」と問えば4に行くでしょう。もしこれらの問いに、相手が即答するようであれば、「本当にそれでピッタリかなあ」と問うてみるのも良いでしょう。セルフ・フォーカシングにおいても同様に自分に問うてみたら良いと思います。
一心塾だより 第22号
一心塾だより 第21号
フォーカシングのリスニングはなかなか難しいものです。
同じくらいにフォーカサーであることも、一筋縄では行きません。
聞いてもらいたいことはあるけど、
話し始めているうちに、一番中心の想いに至ることができれば、
リスナーは、話を聴きながら、この話の焦点はどこなのか、
ところで、フォーカシングを広める上で重要なのは、
リスナーに付き合ってもらってフォーカシングする機会はそう多く
ぜひ自分自身と向き合う時間を日々持ってください。
セルフフォーカシングに成功するには、
ジェンドリンの考案したフォーカシングの6ステップを、セルフ・
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社会問題フォーカシング
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フォーカシング健康法