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from 一心塾 ー 心身教育研究所 ー

カウンセリング、フォーカシング、仏教、ヨーガ

「拗ねる」ということ

 相手に何かを期待していたのに、それが果たされないとき人は拗(す)ねる。ただし本当に拗ねるのは期待が無自覚であるときだ。期待が意識化できているときはただ「残念」と思うだけである。

 子どもが親に「もっと注目して欲しい」と無自覚的に期待しているのに、親が自分の仕事にしか興味がないとしたら子どもは拗ねる。拗ねて親の仕事の邪魔をするかもしれないし、問題行動を起こすことで注目を得ようとするかもしれない。

 子どもが無自覚に行っていることでも、大人はその背後にある「甘え」に気づくことができる。この場合、親は子どもをほめるのが効果的だが、できれば子ども自身が“自覚していない良いところ”あるいは“密かに努力していること”をほめると効果倍増である。それは子どもにとっては「しっかり注目されていたんだ」ということになるからである。

 注目してあげるのは時間や労力がかかりそうで、つい手抜きしてしまうのが親というものだが、甘えのことをよく知れば、たった一言で甘えを満たすことも可能なのだ。

 相手が無自覚に甘えていることは何か。そこに気づくことを「洞察」という。