from 一心塾 ー 心身教育研究所 ー

カウンセリング、フォーカシング、仏教、ヨーガ

母子のお散歩瞑想

 先日はヨーガ教室で「犬の散歩」をイメージした瞑想指導をしたのですが、今日は少し“格上げ”して犬から幼児になってもらいました。
「あなたは幼児です。あっちにとことこ、こっちでしゃがみ込んで、道ばたの興味深い虫や草花に気を取られます。そばにお母さんがいて、静かに見守っていてくれます。」
 瞑想中はいろんな思いが出てきて止まらないものですが、それを“幼児”に喩えてみました。幼児は(犬もですが)愛すべき存在で、また心のエネルギーそのものでもあります。無理にこれを止めようとするのは瞑想を難しくする元です。
 母親は幼児をやさしく見守ります。そして声がけします。
「虫がいたね」
「きれいな花だね」
 そう声がけしてもらうだけで、幼児は満足して、やがて母親にだっこされて寝てしまい、母親には優しく幸せな気持ちだけが続きます。
 瞑想中にどんな思いが出ても、同じように見守る気持ちで声がけするもう一人の自分(プレゼンス)がいてくれれば安心です。