「いい人」パターン

　ある状況とかかわるのに人は思考や行動をパターン化する。思考は感情を生み出すので、パターン化した思考はパターン化した感情を生み出す。子どもが宿題しないのをみて、常に同じ感情が起こるのは、その前にパターン化した思考があるのである。
　ところで「いい人」の行動パターンも決まっている。何かムカつくことがあっても、いろいろ思考して感情も湧いてくるが、結局は何も言わずうやむやにしてしまうというパターンである。相手（例えば姑）の言動を変えるにはどうしたらよいかと日々悩んでは諦めるのである。
　パターンを変えるには、とにかく決意して今までとはほんの少し違う反応を返すことである。相手もパターンでかかわってくるのだから、相手の行動はあらかじめ読めている。だから「こう来たら、こう返す」というシュミレーションを重ねて、とにかく決意して反応する。相手は向きになって言い返してくるかも知れないが、それに対しては無駄に反応しないようにする。いい人パターンを脱してすっきりしよう。