from 一心塾 ー 心身教育研究所 ー

カウンセリング、フォーカシング、仏教、ヨーガ

手取り足取り法

 無自覚な甘えを効率よく満たす方法が「手取り足取り法」です。親や先生が子どもに対して行うと、子どもはとても素直になり、そして元気になります。
 子どもは(大人もですが)“できない”と“できる”の境界を持ちます。そしてその境界で他者の手助けを必要とします。素直に「手伝って」と甘えることができれば、優しい大人なら手取り足取り教えてくれるでしょう。そうやって子どもは境界を越えていきます。
 ところがそこで甘えられないと“できない”に固執するようになります。終いには「やらなくていいのだ」という変な論理を信じ込むようにもなります。
 だから子どもが、できるとできないの境界に固執している場面に遭遇したら、大人の方から手取り足取りかかわってあげればよいのです。例えば「片付けない」という子どもには、「一緒に片付けよう」と誘います。