一心塾だより 第4号
☆リスニングについて☆
3月19,20日と二日に渡ってみっちりフォーカシング・サンガ を行いました。多分にリスニングの訓練にもなったと思います。フ ォーカシングの場面と通常の相談場面とは趣は違うのですが、フォ ーカシング的な聴き方が活かせる部分は多くあります。箇条書きに してみましょう。
1,伝え返し。相手の話の中の大事な言葉を捉え、それを伝え返し ます。やはり気持ちを語る言葉はきっちり伝え返す必要があります 。
2,まとめの伝え返し。話が一区切りしたときは、「ここまでの話 をちょっとまとめますね」と伝え返します。それだけで相手のフェ ルトセンスは少し進展し、相手の話も新たな局面に展開していきま す。
3,「何か、、」に反応する。「何か、、」とか「何というか、、 」とか話し手がそういう言い回しをしたときはフェルトセンスに触 れるチャンスなので、性急に言葉にしようとする相手をちょっと制 止し、「そこは大事なところのようなので、 ゆっくり進みませんか」などと言葉掛けします。これによって話の 流れがぐっと深まります。話し手は必ず「何か、、」 と言うわけではないですが、フェルトセンスを濃厚に漂わせる言い 回しに対しては敏感に反応するようにします。 話の内容に気を取られていると、これが難しくなります。常にフェ ルトセンスを感じながら聴くことを忘れないようにします。