フォーカシングのすすめ

　前回、受容と理解について相手に一切期待しない方が良いと書いたのですが、そう言い切られると辛くなる人もいらっしゃるだろうと思います。どうにも自分の気持ちを持て余してしまって、誰かに理解されたい、受容してもらいたいと願うのは自然なことでしょう。そんな方の傍に、やさしく理解、受容してくれる人が居てくれることを私は願います。
　他人に理解、受容を期待しないで居られるためには、自分で自分を理解、受容する力が必要です。その力を養うのがフォーカシングです。フォーカシングを学ぶ人は自分自身を理解・受容する練習を積み重ね、次第に他者に対しても同様に接することができるようになります。