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from 一心塾 ー 心身教育研究所 ー

カウンセリング、フォーカシング、仏教、ヨーガ

ブリーフセラピーとフォーカシング

 ブリーフセラピーとフォーカシングは補い合うものであるが、単純ではない。両者に精通して始めて有機的に補い合う。仏教の考え方に基づいて両者を比較してみよう。

 仏教、特に大乗仏教は“全肯定”を旨とする。法然の「凡夫こそ救われる」という考え方などはその典型で、ブリーフセラピーと基本の考え方が一致する。「こんな自分ではダメだ」という考えに打ちのめされているときに「そんなあなただから良いのだ」という巧妙で説得力のある返し方が可能になる。

 一方フォーカシングは「向き合うこと」と旨とする。これは禅の態度に通じる。とにかく向き合っていると“感じ”が変化してきて「ダメ」と感じられていたものがOKなものになっていく。そこには論理も説得もないのだが、その分体験的に“わかる”。

 フォーカシングにはやや時間がかかるかもしれない。ブリーフはその名の通り時間的に短い。たとえていえば、ホルモン系と神経系のスピードの違いだろうか。だが両方とも必要でお互いを補い合っていることはいうまでもない。