from 一心塾 ー 心身教育研究所 ー

カウンセリング、フォーカシング、仏教、ヨーガ

自信を高め維持する(ヨーガ教室での講話)

 今日は自信についての話です。自信というのは心のエネルギーみたいなものですね。自信が溜まってくると考え方が前向きになって、なんでもがんばれるのでしょうが、自信がなくなってくると、あまり外に出たくないですし、人と話すの億劫になるでしょう。免疫機能も下がってくるといわれています。
 どうやって自信を蓄えるかが問題ですね。これは他者から、ほめられること、認められること、尊敬されることなどが最も効果があります。そのためには、ほめられ、認められ、尊敬されることをしなくてはならないということです。これはちょっと大変そうですね。
 でも大丈夫です。身の回りの人をほめて、認めて、尊敬してあげれば、そのうちに自分もそうされるようになりますから。周りの人の自信を先に高めてあげればいいわけですね。こうすればいい社会になると思いませんか。
 逆に、けなしたり、無視したりすれば、自分もそうされて、そのうち自信を失っていくわけです。とてもわかりやすいことです。
 しかし、いつもほめたりほめられたりしなきゃならないのも疲れます。そこでいったん溜めた自信を、どうやったら維持できるかということです。維持できないと、いつでもほめられたり、認められたりすることを誰かに望むようになり、なんだか見栄を張らなきゃならなくなりそうです。
 溜めた自信、つまり心のエネルギーを維持するにはヨーガがいいんです。ヨーガを続けていると、自己コントロール感が高まって、心のエネルギーのロスが少なくなります。するとほめられようが、けなされようが、そんなに気にならなくなってきます。安定した感じになるわけです。これはとても大事です。
 もし、ヨーガを長くやっているけど自信がなく、心のエネルギーが低いと感じている方は、内にこもりすぎているのでしょう。最初に述べたように、エネルギーを高めるには、他者からの働きかけが不可欠なのです。

フォーカシング・サンガ、今回の収穫

 1泊2日のフォーカシング・サンガ(出雲)が終わりました。今回の収穫。

  • フォーカシングの練習において、語り手と聴き手に対し「語り手が一番言いたかったことにたどり着くように共同作業してください」と指示すると、割と上手くたどり着いた。最終的に目指すところを示して、途中は試行錯誤でがんばってもらうほうが身につくかも知れない。また「共同作業」という言葉も、リスナーを気楽にさせ、語り手にも責任を持たせる意味で良かったと思う。
  • 誰かの語りの後、その人に対して感想を述べることを「ギフト」と称しているが、「褒め」のニュアンスを盛り込むことで、語り手の自己肯定感は非常に高まることがわかった。それは普通のフォーカシングのセッションでうまく気持ちの変化に至らなかった場合でも、確実な変化をもたらすという実例を、今回は多くの参加者が体験した。


 

からだの声を聴くこと (ヨーガ教室での講話)

今日は初めての方が多くいらっしゃるので、ヨーガを行う際の基本的なことをお話しします。
 絶対に無理をしないこと。からだの声を聴きながら、きつくなってきたら、周りがみんながんばっていても、一人だけさっさと楽な姿勢になることです。でもこれがなかなか難しいんですよね。どうしても周りに合わせようとするから。まあ、目立たない程度に楽してください。
 ヨーガのポーズ(アーサナ)は関節の可動域いっぱいに動かしますから、必ずからだからの声を聴くことになります。「きもちいい」とか「痛てー」とか。それれは比較的ボリュームの大きい声です。ちょっと馴れてきたら、ボリュームの小さい声も聴き取るようにすると、もっともっとヨーガが気持ちよくなると思いますよ。

脳細胞の初期化?(ヨーガ教室にて講話)

小保方晴子さんのSTAP細胞には驚かされた。「細胞にストレスを与えると、どうにか生き延びようとして幹細胞に変化するのでは?」と考えて、ありとあらゆる刺激を与えてみたという。比叡山の千日回峰行など、死ぬほどの苦行が尊ばれるのは脳細胞の初期化を期待してのことなのかもしれない。

2013年12月06日のツイート